今日の勉強会は
二宮金次郎より
藩主も農民も、人のために生きなければならない。
二宮金次郎の思想のひとつである「錐譲」とは
一口に言えば社会のために捧げるということです。
分度によって生まれた余裕分を世の中や次世代のために
推譲するのです。
慈善事業と似た考え方ですが、慈善事業が余力で社会奉仕
するのに対し、余力がなくても分度によって余力を生み出し、
積極的に社会に奉仕するのが推譲です。
金次郎は農民だけでなく藩主にも分度を求めました。
これは年貢の引き下げを意味することで、成功するかわからない事業に
成果を前もって与えてしまうことになります。
しかしこれは藩主自から仁の政治を実践するという姿勢を見せることになり、
農民たちの意欲を引き出すことにつながります。
上も変わるのだから自分たちもやろうという考えを多くの農民がもてば、
復興事業の成功への近道になります。
また農民は、分度によって生み出された推譲が村を潤すのを知ると、
自分のためでなく村全体のことを考えて行動するようになり、
人のために動くことが実は自立への近道だと気づきます。
金次郎はいつも自らが進んで実践し、周りの協力を引き出してきた
のだと思います。だからこそ農民が動くのを待つのでなく自分が動くのが
先だということを藩主や農民たちに説いたのだと思います。
具体的な成果を前もって見せて、そうなるためにはどうすればいいかを
自ら実践してみせることができるのが金次郎の強さだと思います。
動くのはまず自分なんだよと言われている気持ちがします。
藤井
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