そら企業理念


-------------------------------------------------------

【 企業理念 】 そらや / そら庭設計事務所

     「真の価値」 を伝える。

      それによって磨かれる

     家族、地域、子どもたち の感性

-------------------------------------------------------


第3期 早朝勉強会内容・・

 月曜日 : 「ほぼ日」
 火曜日 : 「致知」
 木曜日 : 「論語」
 金曜日 : 「庭」
 土曜日 : 「Free」



2013年11月28日木曜日

2013.11.28 地盤調査

今日は家の勉強会です。

地盤について、種類や注意点について話しました。

家を立派につくっても、それを支える地盤がしっかりしていないと、
不同沈下などによって住めなくなることさえあります。

そのために地盤調査は必ず必要で、調査結果によって
基礎の種類を変えたり、平面の形を変えたりする必要が出てきます。


また私たちはなんとなく、地面はずっと安定した状態を
保ち続けていると考えがちですが、みえない地面の下では
常に変化をしています。

庭の場合でも、造成されてから間もない時期に土間コンクリートを打つと
短い期間でヒビが入ることがよくあります。

震災直後に温泉が吹き出した地域のニュースなどを
見ていると、地盤も生きていて、変化していると感じます。


地域のお年寄りに聞くと、井戸を使った経験や田んぼ仕事の経験から
そこは沼だったとか、このあたりの地下は水の道になっているなど、
調査の数値ではない土地の情報を得ることができ、これも地盤調査の
ひとつだと思います。

今は家を建てる際に一軒一軒が調査しているような状態ですが、
地域的なデータを集めて、土地の履歴書のようなものが構築されていれば、
各建物の調査の参考になると思います。


藤井

2013年11月27日水曜日

2013.11.27 照明について

今日の勉強会は

電気設備について

外構工事で電気に関係してくるのは、主にインターホンや
照明器具です。

以前は庭をライトアップするのは主に店舗などでしたが、
一般の住宅でも増えてきたように思います。
電気代の少ないLEDの普及なども影響しているのかもしれません。

実際に私たちのお客様でも
昼間は家にいないため夜の庭を楽しみたい、
防犯のことを考えたい等の理由で、
照明を設置したいという要望があります。
またこちらから照明を提案することもあります。

そこで配線や施工の注意点などを話し合いました。
屋内にスイッチがあるか、電圧の考え方等、
考慮するべきところを確認しました。


もうすぐ12月ですが、最近はクリスマスの
イルミネーションをする家が本当に多くなりました。
本人たちだけでなく地域の人や道行く人も楽しむことができます。

クリスマスだけでなく、普段も地域に優しい光の帯ができるような
各家庭のライティングというのがあっても面白いかもしれません。



藤井

2013年11月26日火曜日

2013.11.26 主体は中学生

今日の勉強会は

ほぼ日刊イトイ新聞から


糸井さんは人と出会ったときその人の
中学生の姿を想像してみるそうです。
そして自分も中学生で同じ教室にいることをイメージすることで、
その人に対して余計な緊張をしなくなり、同時に見下すこともなく
接することができます。

糸井さんがそうするのは、人の中身、主体は中学生で、
大人はその中学生がいろいろ経験している途中経過だと
思えるからだそうです。


仲間と中学の頃の話をしていると今の姿につながるものも
ありますし、自分の行動や考え方もそのころの影響は
大きいと思います。

ただ、中学時代ですべてが決まってしまうわけではないし、
そのあとどんな経験をしたかも本当に大事で、途中経過だからこそ、
誰と出会うか、どう過ごすかで、変わってくるのだと思います。

立場であるとか、余計なことを考えずに素のままで評価する
中学生時代の感性は持ち続けたいものです。
主体のいい部分は自分でも評価して、悪い部分は
治せるチャンスがまだあると思って、前向きにとらえたいと思います。



藤井







2013年11月25日月曜日

2013.11.25 気持ちの共有

今日の勉強会は共有会議です。

個々が持っている案件の情報をみんなが把握することで
お客さんへの対応がしやすくなったり、
違ったアイディアを出し合うこともできます。

自分の最初のプランに固執して行き詰まっているときなど、
他の人の客観的な一言がヒントになって案を変える判断に
つながったりします。


共有する意味は、自分の持分を公開して、
みんなで解決するところにあると思いますが
お客さんと自分たちの場合でもそうだと思います。


お客さんとの会話で出てくるかっこいい、かわいいなどの
漠然とした言葉は、ご夫婦でも意味が違う場合もあり、
捉えるのが難しい部分もあります。
逆にヒアリングを通してお客さんの思うかっこよさ、かわいさの本質を
つかめると、それに沿った提案がしやすくなり、例えばポストや表札の
ように百種類以上もある中でも一回で決まったりします。

逆にお客さんから具体的な要望や商品名がでたときは
それをそのままプランに入れるのではなく、メリットデメリットを伝えて
時には別の提案をする場合も有り得ます。


そらの船長はよく医者に例えてこの話をします。
患者さん:「風邪だと思います」
医者:「では風邪薬をだします」
ではなくて、患者さんの話から、どうゆう症状があって、なぜそのように
なったか原因をつきとめ、それに対して何が最善なのかを考えるのが
自分たちの役割だと言う意味です。

お客さんの「楽しい」「困っている」気持ちを共有できれば、
本当に必要な庭のイメージも自然と共有できると思います。


藤井



2013年11月22日金曜日

2013.11.22 コトが先の庭

今日の勉強会は

「庭」冬号 阿部雅世さんのコラムから
欧州の新しい庭のかたち 


日本では公園と言えばお役所が設計、管理しているイメージですが、
欧州ではもっと「公園は市民のもの」という意識が高いようです。

その欧州で注目されているのがベルリンの
プリンツェスィネン・ガルテンという庭園で、
二人の若者が地域住民と協力して作った実験的な庭園です。
マスタープランがなく、市民によって変化することを前提としています。

従来の庭が、憩いや鑑賞という受動的な楽しみを提供するのに対して、
この庭は庭を育てるという能動的な楽しみを提供します。


言いかえると、公園ありきの楽しみではなく、楽しみありきの公園といえます。

人々が思い思いにこの場所を居心地良くするために自由に庭をつくり、
訪れた人も思い思いに楽しみます。
「モノからコトへ」と言われますが、
公園という「もの」ではなく、庭をつくる「こと」が先です。


自分達の庭づくりでも商品を入れた上での楽しみではなく、
まずお客さんのやりたいことがあって、それにそって必要なら
商品を入れていくという順序が重要だと話しました。

またエクステリアというとアプローチや門柱がメインになりがちですが、
お客さんのやりたいことによっては例えば菜園がメインの庭だってありえることで、
その思いを見逃さないようにしないといけないと思います。



藤井





                          



2013年11月21日木曜日

2013.11.21 プランニング

今日は建築の勉強会です。

プランニング(設計)について話し合いました。

庭も建築も、設計のスタートは同じで、住む人が
どんなイメージを持っているか共有することから始まります。

設計とは、スペースをパズルのように組み合わせることではなく、
空間を形づくることです。
ヒアリングによって、どこに豊かさを求めるかによって、
どのようなプランにするか、どこにコストをかけるかが
決まってくるはずで、そこから設計がスタートします。

最初から用意されたプランの面積の割り振りだけだと、
例えばLDKありきの間取りしか提案できないと言う風になって、
施主さんの要望に答えられないこともあると思います。


また素材を適材適所でつかうための知識を蓄えて置くことも重要です。
自然素材を使うのであれば、取り換えがきくように設計し、
素材を知りメンテナンスのやりかたも知っておかなくては
いけません。


プランも素材選びも、自分達が薦めるからにはそうする理由の
説明をつくすことが大事だと話しました。
家でも庭の設計でも、信頼を得ることが第一歩ですが、それは
専門的な知識があってのことです。
家は庭よりも考慮すべき点が多く、施主さんも調べきれない
のが普通だと思います。不安を少しづつでも解消してもらえるよう
自分達がレベルアップしていきたいと思います。


藤井

2013年11月19日火曜日

2013.11.19 セルフイメージ

今日の勉強会は致知12月号から

人生成功の鍵は「大量行動」にあり
キーストーンフィナンシャル社長 大坪勇二さん


大坪さんはソニー生命で完全歩合制営業で
働き始めましたが、成果が出ず、手取り月収が1655円に
まで減ってしまいました。
しかしそこからはいあがり、半年後には1千万円を超える
手取り月収になっていました。

大坪さんがどん底を経験して編み出したのは、
自分の中に別人格をつくり、その人物ならこの状況を
どう打開するかを考えるというものでした。
そして九つの作戦という計画を立て、
それを同時並行で行動していくことで、自分を変えたのです。

 今はビジネススクールを運営する大坪さんは、
セルフイメージを高くすることが大事だと言われます。
その方法としてロールモデルを設定し、同時に短い期間でできる
目標を設定する。それをこなしていくことで自ら目標を高く設定する
ようになり、自己イメージが上がっていく。


自分はセルフイメージが低くてもったいないと言われてしまいました。
確かにできなかったことの減点方式で自分を評価するところがあると思います。
身近な目標を設定してそれをこなすことで気持ちが変わり、
一日の動きが変わるようになると言われました。
事前のイメージがあり、その考えに沿って動く事が重要と話し合いました。

またその目標設定が自分の将来像のイメージ からの目標に
なっていけば、それを実行する意味もより大きいと話しました。
根拠がなくても自分の理想像を設定して、前を向いて距離を縮める
イメージの方が、仕事もより楽しめるのかもしれません。


藤井








2013年11月18日月曜日

2013.11.18 共通の趣味

今日の勉強会は

お客様とのコミュニケーションについて話し合いました。

私は商談の間があいたとき、どのように関係を
つなげていくかが自分の課題だと感じていました。

この課題については、庭という共通の趣味を持って一緒につくっていく
気持ちが大事だと言われました。
同じ方向を向いていれば自然と連絡を取り合う関係ができるはずで、
自分からその状態をつくっていく必要があると話しました。
これは施工した後も同じで、庭ができてからもいい関係を繋げて
いくことが大切です。


また、残念ながらプランや予算の面で折り合わず、
施工に至らないことがあります。

そういう場合でも、断りの連絡をいただくことが
できるような関係をつくらなければいけないと話し合いました。

お客さまにとっても断りの電話はしずらいものです。
しかし断られた理由をお聞きできれば
私たちにすれば足りなかった面も分かりますし、
お客さんにとっても、もやもやを残さずに次に進んでもらえます。


たとえ施工できなくとも、相談してよかったと
思ってもらえるような関係をつくっていきたいと思います。



藤井

2013年11月16日土曜日

2013.11.16 仁を求めるとは

今日の勉強会は論語から

子曰く、仁遠からんや。
我仁を欲すればここに仁至る。

仁とは人を慈しみ、人への思いやりなど、人間の根本の道である。
仁は尊すぎて遠大で到達できそうにないと思いがちであるが、
本当にそうだろうか。
孔子は仁は自分から求めれば、いつの間にか仁は
自分の傍にあるのだと言われた。


仁を自分から求めるというのは具体的にはどういう事を言うのでしょうか。

仁を優しさと言い換えてみると
人に優しくするということでしょうか。
しかしよかれと思って行動したことでも、
相手にとっては迷惑なものだったりすることもあります。

その人が後々気づいた時、優しさと言えるのではという意見が出ました。
そして気づいてもらえるかどうかという自分からの発想ではなく、
相手にとってどうだったかが大事なことだと。
また、人に優しくしようという動機は
相手からの感謝を感じたときではないかと話しました。


感謝の話から、現場で何度も助けられていることを話しました。
そこで仲間から言われたのは、もうひとつ感謝しなければならないのは、
相手が動いてくれるような環境をこれまでつくってくれた人だと言われました。
勝手にいい環境があるのではなく、人間関係をつくり、仕事しやすい環境を
日々作ってきた人達がいるから、いま現場を楽しむことができる。


仁を求めるというのは、ことさら何か動くというよりも、
まず周りの環境に溶け込んでいる仁を、見逃さずに拾い取れるか。
そしてそれに気づいて感謝できる自分でいれば、今度は誰かに実行するようになる。
それが仁が自分のそばにある状態かもしれません。


藤井


2013年11月15日金曜日

2013.11.15 四季を身近に楽しむ

今日の勉強会は

・適材適所の草花を選ぶ
・小さな庭で季節の花あそび
の二本立てです。


前半は宿根草の扱いについて話しました。
庭の提案の時に合わせて花の提案もできると、
お客さんが庭を楽しむ場面をもっと作っていける
からです。

庭の植栽をする場合は、全体のコンセプトにあった樹木を
常緑樹、落葉樹のバランスなどをみながら入れていきます。
また植栽には育つのに適した地域や気候があります。

草花も当然コンセプトや気候にあったものを植えなくてはならないし、
花の時期をずらすなどの工夫が必要です。園芸品種で一年で
花が終わるものもありますが、庭の足元に色を加えるときの
参考になると思います。

草花は大きな樹木よりも身近に感じてもらえるかもしれません。
親子で庭の手入れをしたり、近所の方と庭の話をするきっかけ
にもなります。
花をきっかけにして庭にアレンジして、お客さんの庭に
していって欲しいと思います。



「小さな庭で季節の花あそび」の記事を書いている前田満見さんは
庭を楽しむ達人のような人です。

この時期は前田さんは木の実のリースを作ります。
自然の趣を活かすためにざっくりとシンプルに形づくります。
リースは徐々に色を変え、熟した色合いが新たな表情を見せます。

この変化と庭の変化が重なって、秋の深まりをより身近に
感じることができるのです。庭を通して四季を楽しむお手本だと思います。


庭づくりを心豊かに過ごすひとつの要素にしてもらうためにも、
様々な角度から庭を使ってもらう提案を考えていきたいと思います。



藤井


2013年11月14日木曜日

2013.11.14 長く使うために

今日は建築の勉強会です。

建築は、つくっては壊す量の時代の反省から、
いいものをつくり、手入れしながら大切に長く使うことが求められています。
環境の面からも、材齢より長く使えればその間に木が育ち、また良質な木材で
家を建てることができます。


設計する側は、構造はもちろんですが、デザイン面からも
長期にわたって使えるように配慮が必要です。

例えば建物の形が複雑になれば屋根の形も複雑になり、
雨漏りについての弱点を増やすことになります。

間取りについても家族の形が変わっても対応できるように、
リフォームしやすくしておく必要があります。

技術の質も、安いものを早く作る技術でなく、
長く使えて修理もしやすい、そういう物が作れる人が
求められるかもしれません。


また家を買われる方も、少なくとも二世代持つと考えれば、
慎重に考えなくてはならない部分があります。
例えば長く建っていれば建物が一度は大きな地震を経験すると思います。
間取りや価格ばかりに目がいって地盤のことをよく考えずに
建ててしまったりするケースが意外と多いと感じます。


長く使うために制約が多く感じられるかもしれませんが、
無駄なものがそぎ落とされて、本当に必要なのはどの部分なのかを
考えるきっかけにもなります。

突き詰めると木と土と紙でできた昔の日本建築に近づくのかもしれません。



藤井

2013年11月13日水曜日

2013.11.13 毎日質問コーナー

今日の勉強会は
庭の質問コーナーです。


もちろん日々の業務で、なんとなく施工するということが
あってはならないため、質問はその都度するのですが、
その際、仲間の質問に気づかされることも多いのです。

まとまって質問ができる時間があると、
誰かが質問することで新たな疑問がわき、話し合うことで、
それだけ理解が深まっていく機会になります。

また質問するということは個々の案件で悩んでいる部分だったりもして、
それを共有するのもいいことだと思います。


設計、施工、個々の製品知識などいろんな分野がありますが、
悩むポイントには共通するところがあって、
それが実は押さえておくべきところだったりします。

改めて時間をとってもらったコーナーでなくとも、アンテナを張り、
誰の案件であっても質問や疑問を毎日言い合える関係を
これからも深めていこうと思います。


藤井




2013年11月12日火曜日

2013.11.12 ほんの少し

今日の勉強会は

昨日のことを踏まえたうえで、
今後のことについて話しました。


個人の判断としては、
身近な人だったらどうだったかを考えること。
自分の現場として意識すること。
それができていれば、もう一歩進んだ対応になったのではないか。

チームとしては、
個々の判断をぶつけた上で、解決策を見つけられると良かった。
関係が深まってない分、言えなかった。

ひとりひとりがまだ「会社」と思っている。
もっと楽しんでいけば、個人の判断もコミュニケーションも
素の自分が出せるようになるから、そこに向けて努力
していくことを話しました。


今いる仲間は縁があって出会いました。
少ない人数だからこそ、繋がりの深さを強さにできます。
でもそれは粘り強く付き合う意識があってのことです。
時には誤解が生まれたりしても、ほんの少し話せば
お互いの背景を知り、新たな関係になっていきます。

ほんの少しのことだと思います。



藤井

2013年11月11日月曜日

2013.11.11 行動するための勉強会

毎日の勉強会は、毎日の行動のためのものです。

しかし今日、あることで困っていたお客様をお待たせしてしまいました。
しかも自分が少しだけ行動していればもっと早く解決できたことでした。

私はよくこの勉強会のブログで、「~と思います。」
と書いています。勉強会で優れた人物達の話に触れると
考えさせられることも多く、この人のように行動したい、
この人の考え方を取り入れたいといつも思うからです。


思います、思います、・・・で結局どう行動してるか。
勉強会はブログを書くことが目的でもないし、「思う」のが目的でもなく、
「行動する」のが目的です。

以前、一緒に働いていた人のTシャツに
「思っても行動しない人は、思ってないのと同じだ」
と書いてありました。妙にひっかかるものがあって、
ときどき思い出すのですが、
今回に限らず、自分は「思っても行動しない人」になりがちで、
それは自分の決断の責任をとるのを避けているのかも
知れません。


~と思ってました。
~と思って行動しました。

自分と周囲への言い訳か。
自分と周囲への責任を取る覚悟か。

この大きな差を、自分で埋めなくてはなりません。



藤井

2013年11月9日土曜日

2013.11.9 建築と数学

今日の勉強会は

スロープのタイルの割付の話から、
建築物と数学の関係についての話になりました。

 一番わかりやすのは構造力学で、地震の時にどんな力が働いて、
どれくらいの太さの部材が必要か計算するために必要です。

デザインでは黄金比や1:2などの比率がよく使われます。
誰もが美しいと感じる比率があり、昔も今も変わらないのは、
よく考えれば不思議なことです。
庭でも不等辺三角形に樹木を配置するのが美しいと言われます。
ギリシャのパルテノン神殿などは数学的な比率の集合で形作られています。


また建築が他の芸術と違うのは「数字がセットで評価される」ことではないかとも思います。
心地よいと感じさせる空間の寸法、敷地に対する建築の大きさ、壁に対する窓の比率。
究極的には空間の気持ちの良さ等も数学的に説明できるのかもしれません。


パルテノン神殿の時代は数学、デザイン、建築などと明快に分かれておらず、
デザインする=数学する、という感じがします。
数学が世界を創る法則だという意識が今より濃かったのだと思います。
その頃作られた法則や定理のおかげで現在構造計算が出来るわけですが、
数学を解くことは世界の普遍的な価値を見つけることだったのかもしれません。


また朝の勉強会で引用する論語や金次郎の話は、普遍的な価値はどこにあるのかを考える
ものですが、数字の客観性とは別の客観性を求めているような気がします。
これが西洋と東洋の違いと簡単には言えないと思いますが、モノを考えるときの
アプローチの違いは現在も引きずっていると思います。


そして庭や建築では両方が必要だと思います。
誰が見ても美しいと思える普遍性をもったデザインを追求すること。
使う人にとっての最高の庭にすること。

使う人もいいと思える。世間の誰が見てもいいと思える。この状態が二つの客観性を
持った状態だと思います。


藤井




2013年11月8日金曜日

2013.11.8 水切りの話から

今日の勉強会は

家の基礎周りについての話をしました。


私たちは基本的に何もないところではなく
建築のあるところに庭をつくっていきます。

そのため、家の基礎周りはよく把握しておく必要があります。
外壁と基礎のあいだに見える水切りもその一つです。
その機能(雨仕舞や壁内の通気)を知っていないと庭のつくり方によっては
建築に悪い影響を与えてしまいます。

また水切りは家の外周を廻っているため地盤の勾配などをみる目安になります。
実際、水切りの高さは業者間の打ち合わせでも基準としてよく使われます。


また、きょうは水切りの形状の話から
現在の家の立て方の話になりました。

部分から建築を見ていくと、今の家がいかに既製品で出来ているかが
よくわかります。既製品の組み合わせのバリエーションのため差別化しにくく、
機能の部分を充実させることで価値を出そうとしているように見えます。

ただ、機能の充実から離れたところにも価値があって、むしろそれを大事に
する家づくりもあっていい気がします。

昔おじいちゃんと話した家がまだ残っている。
家と家族の思い出がセットになっている。
家に遊びに来た友達のことをふと思い出す。

機能ではなく、思いの部分を充実させる家づくりの形があるように思います。


藤井










2013年11月7日木曜日

2013.11.7 図面は思いやり

今朝の勉強会は庭のプラン作成について話し合い意見を出し合いました。


基本として、私たちが作る図面には二種類あります。


一つはお客様へお出しする図面。

これはプランの内容をお伝えする上で、必要な図面ですが、私たちがデザインした庭の内容を

お客様へ分かりやすく伝える為のものです。

この図面にはどんなモノを何処に、どうような試用で設置するのか?を明確に表現しています。

内応は使用する素材のサイズ、色みや高さ、厚みや形などが主な要素になり、この図面を基に

各デザインされた要素の関係性やこだわり、機能性などお客様と私たちとで共通認識を深めて

いきます。


二つ目に施工する現場の方にプランを伝える為の図面です。

施工現場には土木、アルミ、タイル、大工、植裁などなど・・・。様々な専門分野の職人さんが

関わり、施工してくれます。


その各分野の職人さんに分かりやすくプラン内容を理解してもらう為の図面です。

プロの方が見られる図面には一般の方が見ても分からない表記が多いのですが、

例えば階段や門柱、デッキなどを施工する際、仕上げの高さをどこを規準に考えるのか、

駐車場の土間コンクリやタイルデッキなどはどちらの方向へ雨水を逃がしていくか、そのために

勾配を何%とって行くのかなど、細かく表記していきます。


イメージを共有することはとても難しい作業になります。

まして、予備知識の無いお客様とのイメージの共有には細心の配慮が必要となります。

更に職人さんとのプラン内容の共有は、施工期日や施工の質を守る上で重要です。



良い図面とは、お客様や職人さんがプランの内容が分かりやすく、曖昧な箇所がないことが

重要であり、思いやりの気持ちが完成度の高い図面を作る原動力になるのだと感じました。


2013年11月5日火曜日

2013.11.5 自分から取りにいく

今日の勉強会は

マインドの法則
潜在能力の活かし方
メンタルトレーナー 久瑠あさ美さんのお話から


自信には二つの概念があるそうです。
ひとつは根拠のある自信
ひとつは根拠のない自信

久瑠さんによると根拠のない自信こそが大事だそうです。

根拠のない自信とは、未来に対し自らつくっていく自信です。
これまででなく、ここから自分がどうありたいのか。



私は勉強会の内容の割に日々の仕事が結びつかなったりすると、今
できていないことに捕らわれてしまうことがあります。
そしてブログでも自分の思いをうまく書けずに説明に終始してしまいます。


久瑠さんは、野球で言えば来たボールをどうやって取ってやろうか
ワクワクしている状態がいいマインドで、人の守備範囲まではいって
いってキャッチする長嶋さんを素晴らしいと言っています。
飛んできたら全部自分のボールだと思える意識。


では自分は長嶋さんとどう違うのか。
「自分の定位置で得意なフライだけを待っている」
今日そう言われて図星だなと思いました。


受身になっていて、自分主体になってなかったのかもしれません。
勉強会も今の自分と人物との差を比べることに気がいってしまって、
出来てないからこその勉強で、そこから何を得るかということから離れてしまう。
はじめの頃のほうがまだ書けていたのは、自分から学ぶという意識ができていたから
だと思います。


長嶋さんはとりたいから取りにいく。
私ははとれそうだから取りに行く。

取れそうという過去からの判断と、取りたいという未来からの判断の
違いなのかなと思います。
自分はどうなりたいから、今どう行動するのか。
うまくいかないことがあっても、いつもその原点から考えられる癖をつけたいものです。



藤井




                        
    

2013年11月2日土曜日

2013.11.2 道徳のない経済

今日は二宮金次郎から

道徳のない経済は犯罪である。


経済活動における道徳の必要性を説いた強い言葉です。
ですが今日も企業の不祥事のニュースが流れているのを見ると
きつすぎる言葉とも思えません。

長期にわたって発展している企業はもともと道徳観念に
優れた経営者がおり、その理念を受け継いでいますが、
このような企業が間違いを起こすのはその経営理念をつい忘れた
ときのような気がします。

また企業が大きくなると分業が進んで効率は上がるものの、
お客さんとの距離が大きくなって顔の見えるお付き合いが
しにくくなるのかも知れません。

地域の小さな商店をみると、お店がモノの売り買いだけでなく、
店主や客どうしのコミュニケーションの場になっていたりします。
常にお客さんのそばにいることで親しみと緊張感の両方があり、
間違いを改めるスピードも早いのかもしれません。

また人の集まりを数で捉えるのか、人間で捉えるのかは
大きな違いだと思います。データで何人という場合と、
いつも来てくれる〇〇さんでは大分違います。


小さな企業はものを売る以外の価値を持っているかが大切だと思います。
その何かは小さいからこそ手に入るものかもしれません。
店と客との距離や、経営者と従業員の距離の近さは、大企業には
物理的に無理なところだからです。

理念は掲げて終わりでなく日々重ねるものだとしたら、経営者の近くで
日々過ごすことで得られるものは大きいと思います。


藤井









2013年11月1日金曜日

2013.11.1 造園的思考

今日の勉強会は


「庭」2013年冬号
東京農業大学名誉教授
進士五十八さんへのインタビューから


化学メーカーに勤務していた進士さんは、組織化された企業での働き方に悩み、
庭づくりなら自分らしい生き方が出来るかもしれないと思い、造園を学ぶため
東京農業大学へ入学しました。

庭の勉強をするため農大に入った進士さんは
庭から自然、農業、環境と関連分野が広く展開していくところに、
分業化の反対を行く総合的な魅力を感じていきました。

江戸時代、庭師は分業どころか、庭の手入れはもちろんのこと
冠婚葬祭を取り仕切るような総合プロデューサーのような仕事も
していたために、社会に通じていなくてはできませんでした。


進士さんは造園の仕事のように、自然や社会のことに通じ、
頭も体も使う生き方こそ人間本来の生き方だと話されています。

 分化しすぎて全体がわかる人が少なくなる時代、トータルランドスケープから
全体を俯瞰できる造園的思考が強く求められると言われています。


専門性を深めることは素晴らしいことなのですが、
それだけをやっていればいいという考えでいると、
社会と自分が関係していないかのように勘違いしてしまいます。
このときも造園的思考が役立つと思います。
社会や自然の中での自分がどうするのか考えることによって、
専門性の深まり方の質が変わる気がします。


藤井