今日の勉強会は
「庭」2013年冬号
東京農業大学名誉教授
進士五十八さんへのインタビューから
化学メーカーに勤務していた進士さんは、組織化された企業での働き方に悩み、
庭づくりなら自分らしい生き方が出来るかもしれないと思い、造園を学ぶため
東京農業大学へ入学しました。
庭の勉強をするため農大に入った進士さんは
庭から自然、農業、環境と関連分野が広く展開していくところに、
分業化の反対を行く総合的な魅力を感じていきました。
江戸時代、庭師は分業どころか、庭の手入れはもちろんのこと
冠婚葬祭を取り仕切るような総合プロデューサーのような仕事も
していたために、社会に通じていなくてはできませんでした。
進士さんは造園の仕事のように、自然や社会のことに通じ、
頭も体も使う生き方こそ人間本来の生き方だと話されています。
分化しすぎて全体がわかる人が少なくなる時代、トータルランドスケープから
全体を俯瞰できる造園的思考が強く求められると言われています。
専門性を深めることは素晴らしいことなのですが、
それだけをやっていればいいという考えでいると、
社会と自分が関係していないかのように勘違いしてしまいます。
このときも造園的思考が役立つと思います。
社会や自然の中での自分がどうするのか考えることによって、
専門性の深まり方の質が変わる気がします。
藤井
0 件のコメント:
コメントを投稿