今日の勉強会は
庭2013年冬号より
庭の再生が街おこしへつながる
歴史的な建築との向き合い方
橋本善次郎さん
福山市を拠点に活動する作庭家の橋本善次郎さんは、
鞆の浦で旧家の庭の手入れや再生プロジェクトに関わっています。
鞆の浦に桝屋という坂本龍馬も投宿したこともある
歴史的価値のある商家があります。
しかし長く空家となって痛みが激しくなっていました。
この商家を再生させるプロジェクトに橋本さんが関わることになり、
庭の再生を行っています。
まず橋本さんは母屋と高さのバランスが悪いと感じた庭の地面を
15センチ程り下げ、庭を創建当時の高さに戻しました。
簡単なことのように思えますが、これは橋本さんの庭や建築の知識や
他の古い庭からえた経験があってこそ出来ると感じました。
単にきれいに繕うのではなく、「庭がつくられた時代の空気」を表現しようとする姿は
庭を何百年単位で考える庭師さんならではと思いますし、そこに圧倒的な
知識と技術があって初めてできることだと感じます。
橋本さんは再生を長い目で見ながら、何年もこの庭と共に歩もうとされて
います。そして庭の手入れだけでなく毎年開催されるアートイベントを
企画するなど、庭を通して街づくりまで取り組まれています。
庭も街も何百年と続いていきます。そして庭にも街にもかならず始まり
があります。始まりと未来を意識して、今いる自分たちは何をすべきかを
考えながら、少しでもいいものを残したいと思います。
藤井
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