今日の勉強会は
コンクリート打ち放しの施工について
コンクリートは普通表面の劣化防止や表現のために仕上げを
施しますが、それを省略してあえて素のままにしてみせるのが
打ち放しと呼ばれる方法です。
型枠を外した状態がそそまま表現となるために、ごまかしのきかない
難しい表現です。
設計段階での綿密な検討と高い施工精度が求められます。
他の仕上げと違って型枠で見えないためコンクリートが固まって
型枠を外すまで出来上がりが確認できません。さらに表面の
仕上げではなくそれ自体が構造体のため、もしうまくいかなければ
相当な労力を使ってやり直さなくてはなりません。
このような大変な思いをしてでも作るのは、うまくできた壁は、緊張感もありながら
懐かしさも感じるような独特の奥深さがあり、ほかに代え難いものがあるからです。
まず設計で考慮しておくべきことは、型枠とセパ穴(丸いあとのように見えるもの)
の割付けです。
どのように型枠を並べ、どこにセパ穴がくれば美しく見えるのかを
検討しますが、ここにこだわらないとキッチリとした感じが出ず、
打ち放し仕上げにした意味がなくなってしまいます。
仕上げを施さないためにこの設計段階の割付が、ある意味「仕上げ」となります。
どんな仕上げでも図面の精度が出来上がりを左右しますが、
打ち放しはそれの最たるものだと思います。
昨日のブログにも書きましたが設計段階のこだわりは
施主さんのためでもありますが自分を納得させるためでもあります。
しかし例えば施主さんが何年かあとに割付のこだわりに気づかれて、
「おっ」と思ってもらえるととても嬉しいことです。
藤井
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