今日は論語から
子曰く、
君子の天下におけるや、敵も無く、慕も無し。
義にこれ与(とも)に比(した)しむ。
孔子が言われた。
君子の世の中での在り方は、敵を作らず、おかしなものと
慣れ親しむこともなく、ただ正義に親しんでいくのみである。
敵を作らず。最初に読んだ時、この部分に引っかかりを感じていました。
自分から敵をつくろうなどと思わなくても、相手から敵だと思われてしまえば、
そうなってしまうと考えたからです。
しかし仲間から、人対人の発想ではなく、正義や理念からの発想が
大事ではないかと言われました。
人は変わっていくし、敵にも味方にもなる。
しかし正義は不変のものだから、自分の中で意識できていれば、
少々のことで右往左往しなくてよくなる。
難しいです。まず自分の中に正義をしっかりと持った人間でないと、
こうは振る舞えないでしょう。そしてその正義も自分の思い込みでなく
不変のものでないとなりません。
世の中は実際には人対人です。しかしその中でも自分の感情はおいといて
不変的な価値からのアプローチが重要なのでしょう。
たとえば物を売るにしても、単に商品を買ってほしいから売るのと、
お客さんの思いにこたえることで結果的に商品が売れたのとでは、
同じものが売れたとしてもまったく意味が違ってきます。
単にモノが売れたのと、お客さんのストーリーが良いものになったのとでは、
数字上の利益が同じでも、生み出された価値の質が全然違うのでしょう。
この価値を見極めることができ、それが日々の仕事に活せるような
人間になりたいと思います。
藤井
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